東京都 小平市 花小金井 国分寺市 トリガーポイント 鍼灸治療 筋膜性疼痛症候群(MPS) 痛みやしびれに特化した治療院です

 トリガーポイント療法専門 もりかわ鍼灸治療院

肩関節の動きに重要な2つの筋肉 - 疾患に対する解説

肩関節は肩甲骨と上腕骨頭の関節です。この関節は臼の形になっているため腕を前後や上下に動かすことができます。腕をあらゆる角度に動かすことができるのは肩甲骨から上腕骨に付いている筋肉(インナーマッスル)のおかげです。この肩関節のインナーマッスルをローテーターカフといいます。ローテーターカフを構成している筋肉は棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋です。

この中でも肩関節の動きに関して特に重要な筋肉は棘下筋と肩甲下筋です。この2つの筋肉は肩関節の深層にあり肩甲骨を挟み込むように上腕骨に付いていて、互いに拮抗した動きをします。

 

棘下筋は肩甲骨の背面から上腕骨の大結節というところに付く筋肉です。

棘下筋は肩関節を外転、外旋させる作用があります。日常の動きでは上にある後ろの荷物を取る動作や、服を着る、髪を結ぶなどの動作をするときに棘下筋が関係してきます。そのため、棘下筋が痛んでしまうと日常生活の動作に支障をきたしてしまいます。

 

肩甲下筋は肩甲骨の内面から上腕骨の小結節というところに付く筋肉です。

肩甲下筋は肩関節を内旋させる作用があります。日常の動きでは下にある後ろの荷物を取る動作や、ズボンの後ろのポケットに手を入れる動作をするときに肩甲下筋が関係してきます。そのため肩甲下筋が痛んでしまっても日常生活の動作に支障をきたしてしまいます。

 

上記のように棘下筋と肩甲下筋は肩関節の動きにとても深く関係しており、四十肩や五十肩などの肩の痛みを訴えている方のほとんどはこの2つの筋肉を痛めていることが多いため、セットで治療します。

 

少しマニアックになりますが、肩甲下筋の停止腱(上腕骨に付いている部位)は烏口上腕靭帯と連動していて、肩甲下筋と烏口上腕靭帯は癒着しやすいポイントでもあります。つまり、痛みの原因に肩甲下筋の停止腱と烏口上腕靭帯が連動している部分は肩関節の痛みの原因になりやすいポイントです。

今回は棘下筋と肩甲下筋についてお伝えいたしましたが、肩関節の痛みの原因になる部位はたくさんあります。他の細かい部位についてはまたの機会にご紹介いたします。

※施術効果には個人差があります。

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