東京都 小平市 花小金井 国分寺市 トリガーポイント 鍼灸治療 筋膜性疼痛症候群(MPS) 痛みやしびれに特化した治療院です

 トリガーポイント療法専門 もりかわ鍼灸治療院

手根管症候群に対する超音波エコーと鍼治療 - 疾患に対する解説

当院で超音波エコーを導入してからもうすぐ2ヶ月ほど経ちます。少しずつ使い方にも慣れてきまして、今まで見えていなかったものを画像で見ることができるようになったことで、痛みの原因を発見することができたり、的確に刺鍼することで治療効果を上げることができるようになってきました。

 

今回は超音波エコーを用いた鍼治療で改善した症状として「手根管症候群」についてお伝えします。

 

手根管症候群では手のひら側の痛みやしびれであったり、親指の動きが悪くなりつまみ動作が不自由になるなどの症状が生じます。手のひらの手首周りには小さな骨(手根骨)があり、手根骨とその手のひら側を覆う横手根靭帯という靭帯で形成されているのが手根管です。手根管には正中神経と指を屈曲させる腱が通過しているため、何かしらの原因(骨折や変形性関節症、関節リュウマチ、腱鞘炎など)でこの手根管が狭くなると正中神経や指を屈曲させる腱が圧迫され手根管症候群の症状が生じてしまいます。

 

手根管症候群に対して超音波エコーを用いる際画像上で重要になってくるのが「正中神経」です。

図の矢印で示した黒く細長いのが正中神経です。この画像は健常の方の正中神経ですが、手根管症候群の方の場合手根管の部分で正中神経が圧迫されるため、画像上では画面左側の正中神経が盛り上がり黒く太くなって映し出されます。手根管症候群の方は正中神経の支配領域に分布するような痛みやしびれを訴えることが多いため、超音波エコーを用いた鍼治療では正中神経の神経膜に対して刺鍼していきます。

 

超音波エコーを用いた鍼治療ではこのように神経の状態を画像で見ることができるので、的確に治療することができます。

※施術効果には個人差があります。

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