東京都 小平市 花小金井 国分寺市 トリガーポイント 鍼灸治療 筋膜性疼痛症候群(MPS) 痛みやしびれに特化した治療院です
こんにちは。
腰痛治療の専門家として多くの患者さんと向き合う中で、「筋膜リリースって本当に効くの?」「ハイドロリリースと鍼って何が違うの?」という声をよくいただきます。
今回は、腰痛に対してなぜ筋膜リリースが効果的なのか、そしてその中でも注目されている**「ハイドロリリース」と「トリガーポイント鍼治療」**の違いについて、分かりやすくご紹介します。
筋膜(きんまく)は、筋肉を包み込んでいる薄い膜のことです。
この筋膜は全身につながっていて、「第二の骨格」とも呼ばれるほど、姿勢や動き、痛みに深く関係しています。
しかし、デスクワークや運動不足、同じ姿勢を続けるなどの生活習慣によって、筋膜は硬くなり、ねじれたり、癒着(ゆちゃく)したりします。
その結果、筋肉の動きが悪くなり、血流も低下し、**「なんとなく重い腰の痛み」や「動かすとピリッと痛む」**といった症状が出てきます。
筋膜リリースとは、硬くなった筋膜をゆるめて正常な状態に戻す治療のこと。
筋膜が硬くなると、その部分だけでなく離れた部位にも痛みや違和感を引き起こすことがあります(いわゆる「関連痛」)。
筋膜リリースを行うことで、筋肉が本来の柔軟性を取り戻し、血流が改善し、根本から痛みの原因にアプローチできます。
現在、筋膜リリースにはいくつかの方法がありますが、特に注目されているのが次の2つです。
ハイドロ=水、リリース=解放という名前の通り、
生理食塩水を筋膜と筋肉の間に注射で注入することで、癒着した筋膜を物理的に“はがす”方法です。
トリガーポイントとは、痛みの原因となる「しこり」のような筋肉の緊張部位のこと。
そこに極細の鍼を直接刺すことで、筋膜と筋肉の緊張を緩め、血流を改善します。
比較項目 | ハイドロリリース | トリガーポイント鍼 |
---|---|---|
対象 | 局所の癒着が強いケース | 慢性腰痛・広範囲の筋膜異常 |
方法 | 注射(エコー使用) | 鍼(手技による) |
アプローチ範囲 | 局所 | 局所+全身バランス |
効果 | 即効性あり | 即効性+持続性あり |
副作用 | 少ないが、注射による刺激あり | 稀に内出血やだるさ |
保険適用 | 医療機関で可 | 自費治療が多い |
腰痛の原因は一人ひとり違います。
筋膜の問題にアプローチすることで、表面的な痛みの対処ではなく、根本からの改善が可能になります。
自分の体の状態に合った治療法を選ぶことが、最も早く、確実な改善への近道です。
当院では、初回のカウンセリングで筋膜の状態を徹底チェック。
そのうえで最適な施術方法をご提案しています。
腰痛が長引いている方、どこに行っても治らなかった方は、ぜひ一度ご相談ください。