東京都 小平市 花小金井 国分寺市 トリガーポイント 鍼灸治療 筋膜性疼痛症候群(MPS) 痛みやしびれに特化した治療院です

 トリガーポイント療法専門 もりかわ鍼灸治療院

腰椎椎間板ヘルニア - 臨床症例集

今回は腰椎椎間板ヘルニアと診断された患者さんの症状改善についてお伝えします。

50代 女性:主婦、パート

症状と原因

9年ほど前に整形外科でL4-L5間の腰椎椎間板ヘルニアと診断され症状として腰の痛みと右足のしびれがあり、薬(ロキソニン)と湿布を処方され、電気治療や運動療法などで症状は改善されたそうです。
今年の3月下旬に職場で寒いところで中腰姿勢で作業をしていたら腰にいたみが生じた。
家に帰り横になって安静にしていたら翌日腰から右足にかけての痛みで起き上がれなくなってしまった。

動作検査

寝返り(+)、起き上がり(+)、立ち上がり(+)
歩行(+)、前屈(±)、後屈(+)

罹患筋

右側:腰部多裂筋・大臀筋・中殿筋

治療計画

痛みが辛く仕事を休んでいて早く職場に復帰したいとのことだったので、1週間に2回のペースで施術を行っていくことを伝えた。

治療内容

1回目
今回鍼を受けるのが初めてでしたが早く良くなりたいと仰っていたので、しっかり響かるように刺鍼しました。

2回目
ペインスケール(患者さんが感じる痛みの強さ)10→9
右足のしびれが少し軽減。
座る時に右のお尻まわりが痛む。
直立できず中腰姿勢になってしまう。

3回目
ペインスケール10→7
じっとしていればしびれは感じなくなった。
まだ直立できず中腰姿勢になってしまう。
右足で片脚立ちするとお尻からふくらはぎにかけて痛みが生じる。

4回目
ペインスケール10→7
直立姿勢を維持することができるようになったが、暫く立っていると右足がしびれてくる。
まだ右足に体重をかけられない。

5回目
ペインスケール10→5
立ち上がりの動作は以前よりもスムーズになった。
歩いていて暫くすると右足がしびれてくる。
少しだが右足で片脚立ちできるようになった。

6回目
ペインスケール10→4
立ち上がり動作がスムーズになった。
長距離を歩くと右足がしびれてくる。
長時間座っていると右のお尻まわりが痛くなる。
寝返りの時の痛みはなくなる。

7回目
ペインスケール10→2
歩行時の姿勢が良くなった(以前は中腰姿勢で歩いていたが今ではほぼ直立姿勢を維持して歩けている)。
歩行時にふくらはぎの外側が痛む時がある。

痛みが治まってきた為、近日中に職場復帰する予定。

治療結果

腰を痛めてから痛みが改善するまで7回20日かかりました。
現在もメンテナンスとして1週間に1回施術をしています。

ぎっくり腰でも既往歴があるのとないのとで治るまでの期間が変わってきます。また、痛めてからの治療するまでの期間が短いか長いかでも治るまでの期間が変わってきます。
痛めてしまったら早めに治療することをお勧めします。

※施術効果には個人差があります。