東京都 小平市 花小金井 国分寺市 トリガーポイント 鍼灸治療 筋膜性疼痛症候群(MPS) 痛みやしびれに特化した治療院です

 トリガーポイント療法専門 もりかわ鍼灸治療院

臨床症例集(2017年06月)

40代 女性 ピアノ教師

 

2ヶ月ほど前からピアノを弾く際右手首の小指側が痛くなった。

痛みが気になり整形外科でレントゲンを撮って診てもらい、TFCC損傷と言われ、痛み止めの注射を一週間に一回のペースで受けていた。

注射をした当日は痛みが半分ぐらい引くが、日が経つにつれてまた元に戻ってしまい、ここ最近はドアノブを回す時も痛みを感じてしまい、仕事でピアノを弾く時も痛みが気になり、他に良い治療法がないかと調べていた時に当院をみつけて来院されました。

 

問診・動作検査

ピアノを弾く際、小指でピアノを弾く時に痛む。特に小指を広げた時や手首を小指側に曲げた時に痛みを感じる。

 

治療部位

問診や動作検査で「小指を広げた時や手首を小指側に曲げた時に痛みを感じる」と仰っていたので、今回は尺側手根伸筋および腱、小指外転筋、TFCC部に生じたトリガーポイントに対して鍼治療を行いました。

図1

図2

図3

治療

1回目

鍼治療が初めてだったため、鍼を刺鍼する度に響きがきつくないか聞いて、認知覚をしっかり出しながら治療しました。

 

3回目

ペインスケール(患者さんが感じる痛みの強さ)10→6

ピアノを弾く際にまだ痛みがあるが、以前に比べて痛みの強さが小さくなってきた。

 

5回目

ペインスケール10→4

ドアノブを回すなどの日常生活では痛みはほとんど気にならなくなった。

ピアノを弾く際、小指を広げる動作は痛みがほとんどないが、手首を小指側に曲げる時はまだ痛む。

 

8回目

ペインスケール10→1

ピアノを弾く際にたまに痛みを感じることはあるが、以前に比べたらかなり楽にピアノを弾けるようになった。

 

TFCC損傷に対するトリガーポイント鍼治療

今回は指をよく使う方や手首をよく動かす肩などに多いTFCC損傷に対してのトリガーポイント鍼治療でした。

TFCCは多くの靭帯で構成されているためトリガーポイントが生じやすい部位です。また手首を動かす筋肉が細かくあり、細かいところに生じたトリガーポイントに対して的確に鍼を当てないと手首の痛みは改善されないため、高度な技術が求められます。

※施術効果には個人差があります。

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MPS、トリガーポイント専門治療院
もりかわ鍼灸治療院
東京都小平市花小金井南町1-12-2
コンフォール花小金井105
℡042-312-3363

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30代 女性 学校教師

 

三日前に朝起きた時に右首が痛くなり、上を向いたり右に振り向くことができない状態で、仕事中も痛みが続き、仕事終わりに整形外科でレントゲンを撮って診てもらい、骨に異常がなく「ただの寝違えですね」と言われ、痛み止めの薬と湿布をもらった。一日二日経っても症状が改善することがなく、日常生活に支障が出ている為早期に痛みを治してほしいと言う事で当院にご来院されました。

 

問診・触察

頸部側部から肩甲骨上角あたりにかけての圧痛がみられた。

頸部の右回旋、伸展で痛みが生じる。

 

治療

1回目:10→5 少し痛むが首を右にひねることができる。

 

3回目:朝の痛みが減る。10→3

 

5回目:朝の痛みもなくなり、日常生活に支障がないまでに改善。

 

今回の治療で注目した筋肉は肩甲挙筋です

肩甲挙筋は肩甲骨から頚椎横突起に付着する筋肉です。

図1

肩甲挙筋は頚椎6番目のラインで捻じれるポイントがあり(図を参照)、ここにトリガーポイントが生じやすいため、寝違えや首肩こりの原因になりやすい場所でもあります。

※施術効果には個人差があります。

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MPS、トリガーポイント専門治療院
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東京都小平市花小金井南町1-12-2
コンフォール花小金井105
℡042-312-3363

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1年ほど前から左耳の耳鳴り(ジージーとした音)が始まり、ここ最近立ち上がった瞬間や後ろを振り向いた時にめまいを感じるようになった。

 

耳鼻科では突発性難聴と診断され最初はステロイド治療を行い、一時期耳鳴りは治まったがここ最近また耳鳴りが出てきて、なかなか改善されないためビタミン剤などを服用し様子をみていた。一向に良くなる様子もなく、他の治療法はないかと色々と調べていたらたまたま当院をみつけて来院されました。

 

問診時に色々伺うと、耳鳴りが始まった1年前から仕事が忙しくなり、帰りはいつも終電近くまで働くという状態が半年ほど続いていたそうです。かなりストレスが溜まっている様子でした。
触察してみると首まわり(特に左側)の筋肉の緊張が強く、首を動かすと耳鳴りが酷くなると仰っていました。

 

首を左にひねったり、左に傾けたり、上を向いた時に左耳の耳鳴りが酷くなると仰っていたので、今回は肩甲挙筋、頭板状筋、頭最長筋に対してトリガーポイント鍼療法を行っていきました。

 

肩甲挙筋

肩甲挙筋はストレスに影響されやすい筋肉で、どちらか片方が悪くなるとふらつき感やめまいを感じ、ひどい場合は耳が詰まったような症状を引き起こします。

図1

頭板状筋

上を向いたり後ろに振り向く際に作用する筋肉です。最近ではスマホを操作する人が増えてきており、頸部を前傾にしている時間が長くなっているため、頭板状筋は負担がかかりやすくなってきています。

図2

頭最長筋

耳の後ろにある乳様突起という骨に付いている筋肉で、小指大ほどの筋肉ですが、この筋肉が悪くなると頭痛が生じたり、耳が詰まったような症状を引き起こします。

図3

今回の治療では耳鳴りやめまいが治まるまで8回かかりました。現在は耳鳴りはほとんどありませんがメンテナンスとして二週間に一度のペースで通っていただいてます。

耳鳴りやめまいの症状に対して耳鼻科などで色々治療を行ったがなかなか改善されない場合、首まわりの筋肉のトリガーポイントが原因でありことがあるので、首まわりのトリガーポイントに対して細かく治療していくことで耳鳴りやめまいといった症状も改善することがあります。

 

※施術効果には個人差があります。

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MPS、トリガーポイント専門治療院
もりかわ鍼灸治療院
東京都小平市花小金井南町1-12-2
コンフォール花小金井105
℡042-312-3363

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