東京都 小平市 花小金井 国分寺市 トリガーポイント 鍼灸治療 筋膜性疼痛症候群(MPS) 痛みやしびれに特化した治療院です

 トリガーポイント療法専門 もりかわ鍼灸治療院

臨床症例集(2016年06月)

臨床症例集の一覧です。

2016年06月20日(月)
2016年06月17日(金)
2016年06月03日(金)

今日は右手薬指と小指の痛みについて報告します。

30代 男性:公務員

症状

弓道をしていて、2ヶ月ほど前に右手薬指と小指に激痛が生じた。
1週間ほどで痛激痛は軽減したが、弓道の練習中は右手薬指と小指に痛みが生じる。
また、右手薬指と小指を曲げると痛みが生じる。

原因

弓道の弓の弦を引く動作。

動作検査

右手薬指・小指の屈曲(++)

罹患筋

(右)浅・深指屈筋、短母指屈筋、薬指と小指の屈筋腱

治療計画

週一回のペースで様子を見ながら治療を行っていくことにした。

治療経過

1回目
鍼治療は初めてであり、掌の刺鍼は痛いことをしっかり伝え、刺鍼時に反応を伺いながらトリガーポイント鍼治療を行った。

2回目
ペインスケール(患者さんが感じる痛みの強さ)10→5
薬指の痛みは大分楽になった。
小指を曲げる時に薬指の付け根あたりが突っ張るように痛む。

3回目
ペインスケール10→2
薬指と小指を曲げた時の痛みはほとんどなくなったが、まだ違和感がある。
時々ふとした瞬間に小指がズキッと痛むことがある。

現在治療継続中。

治療結果

今回3回の治療でほぼ痛みはなくなりました。
今回の治療ポイントは薬指と小指の屈筋腱への刺鍼でした。(図の赤丸部位)

図1

赤丸の部位は掌なので刺鍼時に結構痛みが生じます。
患者さんにしっかり痛いことを説明して刺鍼しました。

激痛だった症状が3回でほぼ痛みを感じないほどまで改善しました。

※施術効果には個人差があります。

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MPS、トリガーポイント専門治療院
もりかわ鍼灸治療院
東京都小平市天神町4-28-9
℡042-312-3363

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今日は寝違えを訴えてきた患者さんについてお伝えします。

三ヶ月ほど前に寝違えてしまい当初は右に振り向くことができず、安静にしていたそうです。

しばらく(2~3週間ぐらい)して寝違えの痛みは軽減してきたそうですが、こんどは右腕の外側から手にかけてじわ~っとしびれるようになってしまったそうです。
右腕のしびれは右に振り向くときに出やすく、安静にしている時はあまり感じないが、仕事(デスクワーク)で疲れてくるとしびれてくると仰っていました。

動作検査

頸部:右回旋(右に振り向く)で痛む、右腕にしびれが生じる
後屈は少し痛む
前屈は痛みなし

肩関節:(右)外旋で右腕にしびれが生じる
(右)内旋で特に症状は無い

治療部位

動作検査から肩甲挙筋、棘上筋、棘下筋を治療部位、特に肩甲挙筋の停止腱である肩甲骨上角部分をメインにとしてトリガーポイント鍼治療をしました。

図1

この肩甲骨上角付近は図のように肩甲挙筋や棘上筋、棘下筋が筋連結しており、このような部位はトリガーポイントができやすい部位でもあります。

治療経過

1回目
早く治したいと仰っていたので、しっかり響かせながらトリガーポイント鍼治療をしました。

2回目
ペインスケール(患者さんが感じる痛みの強さ)10→3
前回の治療の翌日首まわりがすごく重だるくなったが、しばらくして重だるさがなくなったら首の痛みは軽減し、右腕のしびれがなくなったと仰っていました。

3回目
ペインスケール10→1
右に振り向いた時の痛みがほとんどなくなり、右腕のしびれもなくなりました。

治療結果

痛みとしびれがなくなるまで3回の治療で済みました。

首が痛みだしてから三ヶ月、右腕のしびれが生じてから二ヶ月の間悩まれていたのが3回の治療で症状が改善されたことに対して大変喜ばれていました。

痛み・しびれの原因をしっかり見つけ、的確にトリガーポイント鍼治療を行うことで治療効果を上げることができ、患者さんにも喜んで頂いてます。

寝違えでお悩みの方がいらっしゃいましたら、一度当院へお越しください。

※施術効果には個人差があります。

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℡042-312-3363

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今日は肩の痛みの症例報告をいたします。

30代 女性:マンガ家

症状

肩が痛くて大きく動かせない。
寝起きが辛い。
一日出かけて帰るころには肩が痛くなり、翌日までひびく。
肩甲挙筋の緊張が強く、安静時に肩をすくめた姿勢になっている。

原因

2年前ごろから。
運動不足。
胸が重いのが原因の一つと考えられる。

動作検査

頸部
後屈(+)、前屈(++)、右回旋(+)、左回旋(-)
肩関節
左:異常なし
右:外転120°(++)、屈曲(-)、伸展(-)

罹患筋

頸板状筋、頭板状筋、肩甲挙筋、棘上筋(右のみ)

治療計画

週一回のペースで様子を見ながら治療を行っていくことにした。。

治療経過

1回目
鍼の治療を今まで受けたことがあるが大分前のことと仰っていたので、刺鍼の際反応を見ながらしっかり響かせて治療しました。

2回目
ペインスケール(患者さんが感じる痛みの強さ)10→7
肩の緊張が軽減した。
外出後肩が痛くなるのはまだ残っている。

3回目
ペインスケール10→4
朝の痛みが軽減した。
右肩関節の外転時の痛みがなくなった。
外出後肩が痛くなるのはまだ残っている。
胸を張ると鎖骨あたりが突っ張るような痛みが生じる。

4回目
ペインスケール10→2
後頸部の痛みはほとんど感じなくなった。
背筋を伸ばす際前胸部が突っ張るように痛む。
仰向けにて大胸筋、小胸筋を治療。

現在治療継続中。

治療結果

右肩の外転時の痛みに対して効果的だったのは図に示す棘上筋、肩甲挙筋の停止腱でした。

棘上筋 肩甲挙筋

肩甲挙筋の停止腱をねらう際は肩甲骨上角に鍼先をしっかり当てて深さを確認してから刺鍼していきます。
深さを確認してから刺鍼することで気胸予防になります。

※施術効果には個人差があります。

 

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MPS、トリガーポイント専門治療院
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東京都小平市天神町4-28-9
℡042-312-3363

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