東京都 小平市 花小金井 国分寺市 トリガーポイント 鍼灸治療 筋膜性疼痛症候群(MPS) 痛みやしびれに特化した治療院です

 トリガーポイント療法専門 もりかわ鍼灸治療院

臨床症例集(2017年11月)

40代 男性

朝起きたら首を動かす(右に振り向く・上を向く)ことができなくなってしまった。湿布を貼って出勤したが痛みが引かなかったので、会社の近くでマッサージしてもらったが痛みが改善されず、2,3日痛みを我慢しながら仕事をしていた。スマートフォンで色々調べていて当院を見つけ、この痛みが良くなるのならと思い鍼治療を受けてみることにした。

 

症状

右首が痛くて頭を真直ぐにすることができないため、頭を左に傾けている。

右に振り向くことができない。

上を向くことができない。

 

所見(問診・触診・動作検査)

通勤時一時間程電車で座っていて下を向いたまま寝てしまい、起きた時はいつも首の後ろが痛くなってしまう。

頸部右回旋(++)、後屈(+)、右側屈(+)、前屈(-)

 

治療

今回は図のような肩甲挙筋、頸板状筋、頭半棘筋に対するトリガーポイント鍼治療を行った。

肩甲挙筋頸板状筋頭半棘筋

1回目

今回鍼治療が初めてだが、早く治したいと言っていたので、鍼刺激の感覚を伝えながら治療ポイントを集中的に刺鍼していった。

 

2回目

ペインスケール(患者さんが感じる痛みの強さ)10→5

前回の治療の翌日かなり重だるさが残った。

重だるさが抜けると首を動かせるようになり、上を向くのはできるようになった。右に振り向くとまだ痛みが生じる。

 

3回目

ペインスケール10→2

殆ど痛みがなくなった。

上を向いたり右に振り向く際の痛みも取れた。

 

ここで治療を終了とした。

治療回数3回、2週間でほぼ痛みがなくなった。

 

治療結果

今回の患者さんは通勤時下を向いて寝る癖があり、日常的に首を痛める姿勢をしていて、ある日目が覚めた時に首が動かせないほどの痛みが生じてしまった症例でした。

 

肩甲挙筋は肩甲骨から頚椎に付着する筋肉で、首から肩甲骨を常に持ち上げており、寝違いの代表的な筋肉です。

 

季節の変わり目で急な寒冷刺激により慢性的に痛めているところが急に増悪することがあります。日常生活の姿勢の悪さなどを日頃から注意し、身体を傷めない生活習慣を心掛けてください。

※施術効果には個人差があります。

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MPS、トリガーポイント専門治療院
もりかわ鍼灸治療院
東京都小平市花小金井南町1-12-2
コンフォール花小金井105
℡042-312-3363

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30代男性

サラリーマン

 

症状

仕事上一日中パソコンに向かっていることが多く(一日平均8時間程)、慢性的な首肩こりで、ここ最近仕事が忙しくなり、パソコンに向かっている時間も長くなったせいか頭痛(後頭部あたりが痛む)も生じるようになってきた。

頭痛が心配になり脳神経外科へ受診し、脳のMRIを撮って検査してもらったが、脳には特に異常がなく、首肩こりによるものだと言われた。

 

所見(問診・触診・動作検査)

・頸から肩にかけて緊張が強く張っていた。

・頸部の後屈、回旋動作で首の痛みがあり、特に後屈をした際頭痛も生じると言っていた。

 

治療

今回は図のような頸板状筋、頭板状筋、頭半棘筋に対してトリガーポイント鍼治療を行った。

図2 頭板状筋 図3

 

1回目

今回鍼治療が初めてと言っていたので、刺激を確認しながら治療を行った。

 

2回目

ペインスケール(患者さんが感じる痛みの強さ)10→7

施術の翌日はかなり重だるさが生じたため、あまり動くことができなかった。(事前に重だるさが生じることをお伝えしていたため、安静にしていたそうです。)

 

3回目

ペインスケール10→2

ほとんど頭痛を感じることがなくなった。

今回で治療を終了としました。

 

治療結果

今回は首肩こりが原因の頭痛でした。

首肩こりはよくあることだとほっておくと、徐々に慢性化してなかなか治らなくなってしまい、今回のように頭痛を生じさせてしまうことがあります。

たかが首肩こりと思わず、早めに対処しましょう。

※施術効果には個人差があります。

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コンフォール花小金井105
℡042-312-3363

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先月始めに「左肩が痛くて肩が上がらない」ということで当院へご来院された患者様についてお伝えします。

 

9月中旬ごろから左肩が痛くなり(痛めた原因は特に思い当たることはない)、とにかく痛くて眠れず寝返りもうてない状態で、服の脱ぎ着ができず、特に肩の前が痛むとのことでした。

図1

近所の整形外科へ行き痛み止めの注射を行い、痛み止めの薬を服用していたが改善は見られなかったそうです。早く痛みを取りたいという事で当院にご来院されました。

動作検査

左肩関節外転30°で肩前面に痛みが生じる。

左肩関節外旋30°で肩前面に強い痛み(ズキッ)が生じる。

左肩関節内旋特に痛みなし。

治療方法

動作検査時に左肩前面の奥の方が痛むと仰っていたので、図に示す棘下筋と肩関節の奥にあり上腕骨と肩甲骨を繋いでいる烏口上腕靭帯に対してトリガーポイント鍼治療を行いました。

図2 図3

また、うつ伏せになれない位の痛みだった為、横向きと仰向けでの治療を行いました。

1回目

変化はあまり見られなかった。鍼を刺したまわりがかなり重だるい感じがした。

2回目

ペインスケール(患者さんが感じる痛みの強さ)10→7

左肩を少し動かせるようになったが、寝返り時や服の脱ぎ着の際は痛む。

3回目

ペインスケール10→5

うつ伏せで寝られるようになったため、うつ伏せでの治療を行った。

寝返り時の痛みはなくなったが、服の脱ぎ着の際の痛みはまだある。

4回目

ペインスケール10→2

洋服の着脱が上手く出来るようになる。

5回目

ペインスケール10→0or1

日常生活で支障がないまで改善した。

 

治療結果

今回の患者様のケースでは動作検査と患者様が訴える症状から棘下筋と烏口上腕靭帯に対してトリガーポイント鍼治療を行いました。

棘下筋は肩甲骨の後面から上腕骨の大結節と言う部分に付着しており、その大結節と言うのは肩の前の方にあります。つまり肩甲骨の後面の棘下筋が悪くなるだけで肩の前面が痛くなるという症状が起こります。

烏口上腕靭帯は肩前面にあり上腕骨と肩甲骨の烏口突起を繋いでいる靭帯であり、この靭帯の滑走性(滑らかさ)がなくなると肩関節の外旋制限や肩関節外旋時に肩前面に痛みが生じてしまうことがあります。

肩関節は多くの靭帯や筋肉で覆われているため、どこが痛んでいるのかしっかり見極めて治療しないとなかなか治りません。

※施術効果には個人差があります。

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