東京都 小平市 花小金井 国分寺市 トリガーポイント 鍼灸治療 筋膜性疼痛症候群(MPS) 痛みやしびれに特化した治療院です

 トリガーポイント療法専門 もりかわ鍼灸治療院

前回に引き続きマラソンをされている方や趣味でジョギングをされている方に多いアキレス腱炎についてお伝えしたいと思います。

アキレス腱炎

ふくらはぎの筋肉は図のように腓腹筋とヒラメ筋がアキレス腱を介して踵についています。アキレス腱は頑丈で足関節を底屈(つま先立ち)させるための役割を果たしていて、ジャンプをする際やランニング時負荷がかかります。

ふくらはぎの筋肉に力が入るとアキレス腱が踵の骨についている部分を引張ります。その少し上の部分では腱と骨が接しているためアキレス腱が動く度に摩擦が生じます。

そのためマラソンのような長距離を走ることでアキレス腱はダメージを受けます。ダメージを受けた後はしっかりアイシングや柔軟運動(ストレッチ)をしっかり行うことで腫れは引いていきます。しかし、過度に走り続けることによるオーバーユースやふくらはぎの筋肉の柔軟性の低下によりアキレス腱の緊張が強くなるとアキレス腱の腫れがなかなか引かなくなり、アキレス腱炎になってしまいます。

アキレス腱炎に対するトリガーポイント鍼治療

アキレス腱炎に対しては炎症を起こしているアキレス腱とふくらはぎの筋肉である腓腹筋とヒラメ筋の堺の部分(図の〇)に対して鍼治療を行います。

アキレス腱炎である場合図の〇部分の動きが悪くなっていることが多く、腓腹筋とヒラメ筋の堺の部分の動きが悪いとアキレス腱にかかる負担も大きくなるため、この部分の治療はアキレス腱炎には欠かせないポイントになります。


マラソンなど長距離を走った後にアキレス腱の炎症をそのまま放置してしまうと周りの組織が癒着し炎症の治まりが悪くなってしまいます。アキレス腱炎にならないためには走り終わった後のアキレス腱のアイシングとストレッチを入念に行うことです。

※施術効果には個人差があります。

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MPS、トリガーポイント専門治療院
もりかわ鍼灸治療院
東京都小平市花小金井南町1-12-2
コンフォール花小金井105
℡042-312-3363
https://www.kodaira-tp-morikawa.com

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ここ最近朝晩は冷え込み、日中は過ごしやすい陽気になってきましたね。

治療院への通勤時私は多摩湖自転車道という道を通るのですが、この道は歩行者と自転車の専用道路で、武蔵境から多摩湖まで約22㎞もある道です。

さくらや松などの街路樹が植えてあり、私が通勤する時間帯にはランニングをする人を多く見かけます。時々ランニングをされている患者さんともすれ違うことがあります(笑)。

マラソンブームもありここ最近当院には趣味でマラソンをされている方や本格的にマラソンをされている方々が来院されます。

マラソンをされている方に多い疾患としてはランナー膝とアキレス腱炎があります。今回はランナー膝についてお伝えしたいと思います。

 

ランナー膝

ランナー膝とは腸脛靭帯炎ともいわれ、膝の外側が痛くなる疾患です。ランナー膝を引き起こす原因としては、マラソンなどの長距離走で膝の曲げ伸ばしの運動を繰り返すことによって腸脛靱帯が大腿骨外側上顆とこすれることで炎症を起こしてしまい、痛みが生じます。

過度なランニングや走る前後の柔軟運動の怠りや悪路(凸凹した道や下り坂など)など様々な要因が関与しています。

ランナー膝になってしまうと、走る度に痛くなってしまいます。そうならないためにはしっかり治療しなければなりません。

 

ランナー膝に対するトリガーポイント鍼治療

ランナー膝では腸脛靭帯を痛めているため腸脛靭帯に対してトリガーポイント鍼治療を行います。鍼を刺す部分は患者さんが痛いと訴えている部位とそのほかに図の〇のような部位にも刺鍼します。

 

①の部位は腸脛靭帯の下から外側広筋が交差する部位で、靭帯と筋肉が癒着しやすい部分であるため、治療ポイントとして欠かせません。

②の部位は大腿筋膜張筋になります。腸脛靭帯は大腿筋膜張筋と大殿筋の付着部から脛骨近位前面のGerdy結節に停止する筋膜様組織であるため、腸脛靭帯が悪くなるとこの大腿筋膜張筋も悪くなることが多いです。

 

ランナー膝は放置しておくと走る度に痛くなるため、早めに治療することをお勧めいたします。

※施術効果には個人差があります。

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今回は道具を使ったスポーツで生じやすい疾患についてお伝えいたします。

TFCC損傷(triangular fibrocartilage complex(三角線維軟骨複合体)損傷)という疾患は皆さん聞いたことあるでしょうか?
TFCC損傷では手首の尺側(小指側)の痛みを訴えることが多く、ドアノブを回したりペットボトルのふたを開けるなど手首をひねる動作をするときに痛みが生じます。
TFCCを痛める主な原因としては転倒時に手を地面についたときの受傷が多いです。これ以外に、スポーツでも痛めることもあり、ゴルフやテニス、野球など道具を使ったスポーツにおいて手首への強い衝撃や手首への過剰な負荷の繰り返しによって痛めることがあります。

TFCC損傷に対しての治療方法としては固定をして安静にしていることです。しかし、運動制限があるとスポーツ選手の方は大会に出ることが出来なかったり、お付き合いとしてのゴルフや趣味としての野球やテニスなどが出来なくなってしまい、ストレスが溜まってしまうこともあります。

TFCC損傷に対する当院のトリガーポイント鍼治療

TFCC損傷に対して、当院では以下の筋肉や靭帯を治療します。

尺側手根伸筋

尺側手根伸筋は手関節を尺屈(小指側に曲げる)したり、手関節を掌屈(手首を甲側へ曲げる)する作用があります。TFCC損傷の方は尺側手根伸筋を痛めていることが多く、TFCC損傷の一番の治療ポイントになります。

方形回内筋

方形回内筋は前腕の回内(掌を返す)する作用があります。方形回内筋は深層にあり、雑巾絞りなどで最後に力を入れるときに作用するので、ゴルフなどでグリップに力が入った状態でダフッてしまったときに痛めやすい筋肉です。

尺側側副靭帯、背側・掌側遠位橈尺靭帯

尺側側副靭帯と背側・掌側遠位橈尺靭帯はTFCCを構成している靭帯で、TFCC損傷の場合は直接靭帯を狙って刺鍼します。


TFCC損傷は程度にもよりますがなかなか治りにくい疾患です。

当院では7~8回を目安に治療を行います。TFCC損傷は早めに治療することが症状改善への近道になります。

※施術効果には個人差があります。

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前回に引き続きスポーツで生じる疾患に対する鍼治療についてお伝えいたします。

 

今回のスポーツはゴルフです。

ゴルフをしていて一番痛めやすいのはです。ゴルフをされている方は一度は聞いたことや実際に痛めたことがあるかもしれません。

ゴルフ肘とは肘の内側にある上腕骨内側上顆(じょうわんこつないそくじょうか)という骨の部分に、ストレスがかかり炎症が生じる症状です。ゴルフの初心者や自己流でゴルフをしている方に多く、スイング時に肘がつっぱった状態で振り抜いていたり、グリップに過度な力を入れてしまっていることが考えられます。

上腕骨内側上顆には橈側手根屈筋尺側手根屈筋浅・深指屈筋円回内筋など「指を曲げる」、「手首を曲げる」、「手首を返す」など手を動かす筋肉が多く付いています。ゴルフのスイング時にはこれらの手の動きすべてを使うため、無理な力がかかったり、フォームが崩れていたりすると上腕骨内側上顆に負荷がかかってしまいます。


ゴルフ肘に対して当院では患者さんに肘の内側が痛む動作をしてもらい、上記のどの筋肉が痛みの原因なのかを探り、実際にその筋肉に刺鍼して認知覚(「あ~それそれ!」「痛いところはそこ!」というような感覚)が出るところを見つけながら治療していきます。

上腕骨内側上顆には多くの筋肉が付いているため、治療ポイントとしてはかなりシビアな部分でもあります。痛みの原因に対して的確に刺鍼しなければゴルフ肘はなかなかよくなりません。

※施術効果には個人差があります。

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みなさんは健康のためや趣味、交流を深めるためなど様々な目的でスポーツをされると思います。最近では2020年に東京オリンピックが開催されるため、いろいろなところでスポーツのイベントなどが行われていますね。

スポーツをしていて誰もが一度や二度はスポーツ障害(ケガや疲労)に悩まされたことがあると思います。スポーツ障害はスポーツの種類によって異なります。例えば、野球では投球動作で生じる野球肘や野球肩、ゴルフではスイング時に生じるゴルフ肘やTFCC損傷、陸上競技ではシンスプリントやランナー膝など、それぞれのスポーツの特徴によって痛める部位が異なります。

 

様々なスポーツ障害に対して当院で行っているトリガーポイント鍼治について今回から何回かに分けてご紹介いたします。

 

今回のスポーツは野球です。

投球時や投球後に肘の内側に痛みが生じる肘の障害を野球肘といいます。肘の伸びや曲がりが悪くなり、急に動かせなくなることもあります。

肘の内側には図のように肘を曲げたり手を動かすために必要な筋肉や腱や靭帯が多く存在します。

繰り返しボールを投げることによって肘への負荷が過剰となり、肘の内側の骨につく筋肉や腱、靭帯の緊張によるもので、投球前後のストレッチ不足や投球時のフォームの悪さが原因になります。

野球肘に対して当院では肘を曲げる筋肉である上腕筋や前腕を回内(手のひらを返す)させる筋肉である円回内筋、指を動かす筋肉である浅・深指屈筋などを治療ポイントとしてトリガーポイント鍼治療を行っていきます。

治療期間は症状の程度にもよりますが、一週間に1回のペースで5~6回を目安にして症状を診ていきます。

次回はゴルフ肘についてお伝えしたいと思います。

※施術効果には個人差があります。

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TES

腰痛の方は「腰椎椎間板ヘルニア」という病名を聞いたあことがあると思います。

腰椎椎間板ヘルニアとは、図のように椎間板に力が加わり椎間板の中にある髄核(ずいかく)が飛び出し、神経を圧迫している状態です。神経が圧迫されることによって神経刺激症状(腰痛や足の痛みやしびれ)や麻痺症状(足の筋力低下や感覚障害)などが生じます。

原因としては椎間板の老化(10代後半から始まるといわれています)によって椎間板の弾力性がなくなり椎間板に反復して力が加わることで、椎間板に亀裂が生じてしまうことにあります。

 

当院に腰痛に悩んでご来院される方で「腰椎椎間板ヘルニアなんですが...」と言われる方がいらっしゃいます。その方々に「MRIは撮りましたか?」と伺うと「レントゲンしか撮っていません。」とおっしゃる方々が多いです。レントゲンだけではヘルニアがあるかどうかはわかりません。MRIを撮ることでヘルニアかどうかがわかります。

しかし、ヘルニアがあるから足の痛みやしびれが生じているとは限りません。ヘルニアがあっても足に痛みやしびれを感じていない人もいます。

 

では、どこに足の痛みやしびれの原因があるのでしょうか?

 

原因を探るためには、患者さんが「どんな時に痛いのか?」「どうすると痛いのか?」など、痛いときの状況を聞きます。足に痛みが生じているときの動きや姿勢をうかがうことでどの筋肉が原因なのかを判断してトリガーポイント鍼治療を行います。ただ痛いところに鍼を刺しても症状は改善しません。足の痛みの原因となっている筋肉を確実に見つけて、そこに鍼を刺さないと意味がありません。

 

足の痛みやしびれの原因に対して的確な鍼治療を行うことで症状を改善することができます。

※施術効果には個人差があります。

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腕や足を骨折したり足首をねん挫した後はたいていの場合整形外科で固定してもらうと思います。固定を外した後は固定した部分は長時間同じ状態でいたため筋肉の拘縮が生じているためリハビリを行います。

上記以外にも腰痛であったり、ひざ痛や四十肩・五十肩、腱鞘炎など整形外科的疾患においてそれぞれのリハビリがあります。

 

当院へお越しになられる方々から「リハビリを一ヶ月以上やっていても一向に良くならないんだよね」や「リハビリをしながら鍼治療をすれば治りは早いですか?」といったお声をよく聞きます。

 

当院が行っているトリガーポイント鍼治療では、痛みの原因であるトリガーポイントに直接鍼を当てて痛みの原因を取り除く治療法を行っています。

トリガーポイントは図のように筋膜と筋膜の癒着部分(筋肉の中の動きが悪くなっている部分に生じやすく、つまり筋肉の動きが悪くなったところに対してトリガーポイント鍼治療を行ううことで、痛みだけでなく動かし辛さも改善することができます。

 

リハビリとトリガーポイント鍼治療を併用して症状が改善した例として、下図のようなばね指があります。

症状としては中指を曲げようとしたときに指がバネのようにかくんとなってしまう状態でした。整形外科のリハビリを一ヶ月ほど受けて痛みは少し和らいだが中指がかくかくするのが気になっていた様子でした。刺鍼部位は図のように中指の第三関節(MP関節)の腱鞘と中指を動かす筋肉である浅・深指屈筋です。

手のひらへの刺鍼は他の部位に比べるとちくっと感がありますが、鍼先をしっかり腱鞘に当てることで、この患者様のばね指は計5回一ヶ月の治療で症状が改善しました。

 

リハビリと併用して鍼治療をすることは症状改善にはよいことだと思います。

※施術効果には個人差があります。

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先月まで猛暑が続き、熱中症に注意しながら過ごされた方が多かったと思います。

我が家では小さい子供がいるので、夜はエアコンを付けたまま寝ていました。

ここ最近ようやく気温が下がり、過ごしやすくなってきました。

季節の変わり目では体調が変化しやすく、特に自律神経の変化により首肩コリや頭痛を訴えて来院される方が多くいらっしゃいます。

首肩コリの原因になりやすく自律神経に深く関係しているのは肩甲挙筋という筋肉です。

肩甲挙筋という筋肉は頸椎の1番から4番の横突起後結節から肩甲骨の上の角(上角)にくっ付いている筋肉です。肩甲挙筋は過度なデスクワークや精神的ストレスに影響されやすく、また寝違えの際に一番痛めやすい筋肉でもあります。

肩甲挙筋は頸椎の5番から6番の高さでねじれながら肩甲骨の上角に付くため、ねじれた部分に負担がかかりやすく、治療ポイントにもなります。

もともと首肩コリがある方は季節の変わり目には症状が出やすくなりますので、首肩コリがきつくなる前にしっかりと体調管理をしてください。

※施術効果には個人差があります。

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腰痛は日常生活で最もなりやすい疾患であり、国民生活基礎調査(2013年)によれば人口の約9%が腰痛症状を持っているそうです。例えば、重い荷物を持ったり、長時間同じ姿勢でいたりして腰が痛くなったことがあると思います。中には長年腰痛を患っているが、特に治療などもせず慢性化した腰痛で悩まれている方も多いいのではないでしょうか?

 

腰痛に対して鍼治療は効果があります。しかし、腰痛には色々種類がありまして、2,3回の鍼治療でよくなる腰痛7,8回と改善するまでに治療回数がかかる腰痛があります。

 

2,3回の鍼治療で改善する腰痛はいわゆるぎっくり腰(急性期)で重い荷物を持った瞬間や、洗面台で前かがみになった瞬間など前触れもなく急に腰が痛くなったような症状です。急性期のぎっくり腰では腰の筋肉を構成している多裂筋や最長筋、腸腰筋、腰方形筋、大臀筋のどれかが上記した動きで傷んでしまっている状態なので、どうすると腰が痛むのか?痛む動きを検査して、傷んでいる筋肉を特定して鍼治療をします。

7,8回と改善するまでに治療回数がかかる腰痛は慢性腰痛の状態で、腰の違和感を感じながらじわじわと腰が痛くなってきてある時腰に激痛が生じるような症状です。このような腰痛は腰の筋肉を構成している多裂筋や最長筋、腸腰筋、腰方形筋、大臀筋のすべての動きが悪くなっている状態なので、どの筋肉が痛んでいるのか特定することが困難なため、1,2回の鍼治療で改善することはほとんどありません。慢性腰痛の場合腰を構成している筋肉すべての動きを良くしていくための鍼治療を行い、腰を構成している筋肉の動きがよくなってきたら(ここまでに3~5回ほどかかります)「どうすると腰が痛むのか?」痛む動きを検査して、傷んでいる筋肉を特定して鍼治療をします。

 

腰痛は慢性化すると症状改善までに時間がかかります。また腰痛のせいで思うように体が動かず気持ちがふさいでしまうこともあります(私がも以前に経験があります)。

 

腰痛は早期に治療することお勧めいたします。

※施術効果には個人差があります。

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