東京都 小平市 花小金井 国分寺市 トリガーポイント 鍼灸治療 筋膜性疼痛症候群(MPS) 痛みやしびれに特化した治療院です
新着情報一覧です。
手のしびれの原因はいろいろありますが、今回は橈骨神経麻痺による手のしびれに対するエコーを用いた鍼施術についてお伝えします。
橈骨神経は頸椎から鎖骨の下を通り、図のようにわきの下を通過し、上腕骨の外側をぐるっと回り、前腕の筋肉(伸筋群)に行きます。
手を動かす筋肉を司っている神経には尺骨神経、正中神経、橈骨神経があります。その中でも橈骨神経は肘関節、手関節、手指の伸展運動を支配しています。また、上腕、前腕、手の背側の大部分の知覚を司っています。
橈骨神経麻痺では図のような下垂手が特徴的な症状です。親指、ひとさし指、中指の手の甲から前腕の親指側の感覚の障害が生じることで手首と指が下がった状態になってしまいます。
橈骨神経麻痺に対して当院ではエコーで橈骨神経の状態を見ながら刺鍼します。
上の図は上腕骨の橈骨神経溝付近に超音波エコーを当てた時の画像です。白い部分が橈骨神経になります。この橈骨神経をめがけて刺鍼していきます。下の動画は実際に橈骨神経に刺鍼しています。
橈骨神経に刺鍼すると前腕の伸筋群から手の甲にかけてビリっと一瞬電気が走ります。この部位を丁寧に刺鍼していくことで橈骨神経麻痺の方には効果があります。
※施術効果には個人差があります。
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MPS、トリガーポイント専門治療院
もりかわ鍼灸治療院
東京都小平市花小金井南町1-12-2
コンフォール花小金井105
℡042-312-3363
https://www.kodaira-tp-morikawa.com/
当院で超音波エコーを導入してからもうすぐ2ヶ月ほど経ちます。少しずつ使い方にも慣れてきまして、今まで見えていなかったものを画像で見ることができるようになったことで、痛みの原因を発見することができたり、的確に刺鍼することで治療効果を上げることができるようになってきました。
今回は超音波エコーを用いた鍼治療で改善した症状として「手根管症候群」についてお伝えします。
手根管症候群では手のひら側の痛みやしびれであったり、親指の動きが悪くなりつまみ動作が不自由になるなどの症状が生じます。手のひらの手首周りには小さな骨(手根骨)があり、手根骨とその手のひら側を覆う横手根靭帯という靭帯で形成されているのが手根管です。手根管には正中神経と指を屈曲させる腱が通過しているため、何かしらの原因(骨折や変形性関節症、関節リュウマチ、腱鞘炎など)でこの手根管が狭くなると正中神経や指を屈曲させる腱が圧迫され手根管症候群の症状が生じてしまいます。
手根管症候群に対して超音波エコーを用いる際画像上で重要になってくるのが「正中神経」です。
図の矢印で示した黒く細長いのが正中神経です。この画像は健常の方の正中神経ですが、手根管症候群の方の場合手根管の部分で正中神経が圧迫されるため、画像上では画面左側の正中神経が盛り上がり黒く太くなって映し出されます。手根管症候群の方は正中神経の支配領域に分布するような痛みやしびれを訴えることが多いため、超音波エコーを用いた鍼治療では正中神経の神経膜に対して刺鍼していきます。
超音波エコーを用いた鍼治療ではこのように神経の状態を画像で見ることができるので、的確に治療することができます。
※施術効果には個人差があります。
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先週の土曜日と日曜日に病鍼連携連絡協議会の講座を受けてきました。日曜日は1日がかりだったため、治療院を休みにしてしまったので患者様にはご迷惑をおかけしてしまいました。
病鍼連携連絡協議会とは医療機関と開業鍼灸施術所のネットワーク構築を目的として、医師とよりよいコミュニケーションをとることにより、患者様に鍼灸を安心して受けていただくことを目指した団体です。
今回の講座では医療機関と連携するために必要な知識や問診時に聞いておくべきこと、押さえておくべきレッドフラグ(危険な状態)、更には救急車の呼び方までと幅広く勉強することができました。情報量が多すぎて聴いてメモするのに精一杯でした。
この講座で得られたものを来院して下さる患者様に提供できるように今まで以上に勉強していく必要があると実感しました。
講座の最後に病鍼連携連絡協議会の発起人世話役の長谷川尚哉先生のご厚意で写真を一緒に撮っていただきました!
長谷川尚哉先生は2月20日(水)、2月27日(水)に放送されるためしてガッテンに出演されています。興味がある方はぜひ見てください!
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タナ障害とは膝関節に痛みを起こす疾患の一つで、膝関節の中にある滑膜ヒダによる障害によるものです。滑膜ヒダは膝の関節包の一部からできています。
この滑膜ヒダが膝蓋骨(膝のお皿)の内側に棚のようにはり出して見えることから「タナ」と呼ばれています。このタナが関節運動の繰り返しで骨と骨に挟まったりして痛みが発生するものがタナ障害です。
症状としては「膝を伸ばした時に膝の内側が痛む」、「膝の曲げ伸ばしをしたときにポキポキと音が鳴る」「膝の屈曲制限(ロッキング)」などがあります。
原因としては、そもそも滑膜ヒダが存在する人と存在しない人がいて、滑膜ヒダ自体が障害の原因にならないのですが、スポーツなどで膝の曲げ伸ばしを繰り返したり、ジャンプするなど膝に過度な負担がかかったりすることで、滑膜ヒダが肥厚し、それが膝の曲げ伸ばしをする際に骨と骨の間に挟まってこすれたりして痛みが生じます。
治療法としては消炎鎮痛剤(痛み止め)を服用してストレッチや太ももの筋力の強化訓練をしたりします。これらの治療をしてあまり改善しないものは関節鏡でタナを確認して切除することもありますが、切除は最終段階です。
当院では先ず運動を控えるように説明をし、炎症を起こしているタナ付近に刺鍼をします。また、太もも(大腿部)の筋肉である大腿四頭筋やハムストリングスも筋緊張していることが多いため、これらの筋肉の緊張緩和も行っていきます。
※施術効果には個人差があります。
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妊娠している方で特に妊娠後期(妊娠8・9・10ヶ月)に入ってから腰が痛み始めるケースはよくあります。
妊娠後期に腰痛が生じてしまう大きな理由としては骨盤のゆがみが考えられます。
少し専門的になりますが、妊娠すると体の内ではあるホルモンの分泌量が増加します。そのホルモンとは「リラキシン」と呼ばれるホルモンで、リラキシンの分泌量が増加することで骨盤周りの靭帯ゆるみます。これは出産時に赤ちゃんが産道を通り抜けやすくするためであり、骨盤を安定させる働きがある靭帯がゆるむと、骨盤周辺の関節が不安定になり、その結果骨盤まわりの筋肉が無理をして上半身を支えようとし、特に腰周りの筋肉に負担がかかるので、腰に痛みが現れてしまいます。
また妊娠後期になると赤ちゃんの成長とともにお腹が大きくなるため、体の重心が前に移動します。そのため立ち上がった時にお腹を抱えるようにして腰を反らせるような体勢になります。
骨盤の関節が不安定な上に腰を反らせる体勢になってしまうため、腰まわりの筋肉へ余計に負担がかかってしまい腰痛になってしまいます。
腰まわりの筋肉の負担を和らげる方法として鍼治療はとても効果的です。マッサージや指圧のような手のひらや指などの大きな面で患部にアプローチするのではなく、点でダイレクトにアプローチすることができ、また手のひらや指では届かない深いところにまで針先が届くのが鍼治療の特徴なので、鍼治療はマッサージなどに比べて体に負担がかからず効果的に腰の負担を和らげます。
※施術効果には個人差があります。
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みなさんトライアスロンという競技はご存知でしょうか?
トライアスロンとは水泳・自転車ロードレース・長距離走(スイム・バイク・ラン)の3種目をこの順番で一人の選手が連続して行う耐久競技のことをいいます。シドニーオリンピックからオリンピックの正式種目になり、競技の距離はスイム1.5km・バイク40km・ラン10km、合計51.5kmになりスタンダード・ディスタンスといわれます。トライアスロンの中で自転車ロードレースの距離が一番長く、ロードレースでは常に前傾姿勢になりながらスピードを出さないといけないので、腰にとても負担がかかります。そのため、トライアスロン選手の中で腰痛に悩まされている方が多く、当院にも数名トライアスロンをされている方が腰痛の治療のために来院されています。
トライアスロンでは長距離をスイム・バイク・ランと体を酷使し、特にバイクでは前傾姿勢でペダルを漕ぎ続ける(股関節の屈曲伸展運動を繰る返す)ため、多裂筋や大腰筋を痛めてしまいます。
多裂筋は姿勢を維持するために働く筋肉であるため、前傾姿勢が長時間続くと多裂筋に負荷がかかります。
大腰筋は股関節を屈曲させたときに一番はじめに動き出す筋肉であり、腰椎から小転子(股関節の前面)についているため、腰痛の原因になる筋肉でもあります。
トライアスロンをしている方で腰痛に悩まれている方は多裂筋や大腰筋に生じたトリガーポイントを的確に治療することで症状が改善していくと思います。
体に痛みがあると運動制限が出てしまい、パフォーマンスも落ちてしまいます。痛みは早めに治して競技に復帰するのがベストです。
※施術効果には個人差があります。
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足首のねん挫には2パターンありまして、足首を内側にひねる内反ねん挫と足首を外側にひねる外反ねん挫があります。足首のねん挫で多いのは足首を内側にひねる内反ねん挫です。スポーツをしている時(ジャンプをして着地をした際やサイドステップをした際など)に足首の内反ねん挫をすることが多いですが、時には歩行時や走行時で足をついた瞬間などにも足首の内反ねん挫をすることがあります。
ねん挫をした際、たいていの場合は患部を冷やした後固定して安静にします。ねん挫の重症度にもよりますが、3~4週間ほど固定をして安静にしたら動けるようになります。しかし中には痛みが残ったり、足を地面につけた時に痛みが生じたり、強く踏ん張ろうとしたときにしっかり踏ん張れないようなぐらつき感を生じることがあります。このような症状を放っておくと、ねんざを繰り返すようになってしてしまうことがあります。ねん挫を繰り返すようになると治るまでに時間がかかってしまいます。
足首の内反ねん挫で痛めてしまうのが短腓骨筋と前距腓靭帯です。
短腓骨筋は腓骨の真ん中あたりから足裏を通り小指の付け根につきます。足首の内反ねん挫をすることで短腓骨筋にテンションがかかり短腓骨筋はダメージを受けます。
前距腓靭帯は脛骨と距骨をくっつけている靭帯で、足首の内反ねん挫をすることでこの靱帯が伸びたり切れたりすると、歩くときに足首が不安定になります。
足首の内反ねん挫は初期治療がとても大切です。痛めたまま放っておくと治りが非常に悪くなります。痛みがなかなかよくならない場合は痛みの原因を的確に鍼治療することで改善していきます。
※施術効果には個人差があります。
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11月に入り朝晩の気温もだいぶ下がり、上着を着ないと寒くなってきましたね。寒くなると古傷が痛んだり関節が痛くなったりなど、体の不調を訴えて来られる方が増えてきます。中でも、「数年前に膝関節の手術をして、ここ最近手術をした場所が痛むようになってきた」や「腰のヘルニアの手術をしたんだけど手術をした場所が重だるくて痛む」など、手術をして機能的には良くなったが、痛みが取れないという方が多く来院されます。
当院に来られた方で以前腰椎椎間板ヘルニアの手術をされた方がいました。腰椎椎間板ヘルニアは、図のように椎間板から飛び出た髄核(ヘルニア)が神経を圧迫して足に痛みやしびれを生じさせます。
この方は足の痛みやしびれがひどく、ヘルニアを除去するために手術をされました。内視鏡を用いた手術でしたので傷跡が1~2㎝ほどで体にかかる負担が少なく、術後4日後に退院されたそうです。ヘルニアの手術をしたことで足の痛みやしびれはなくなったが、ぎっくり腰をよくするようになったり、朝起きた時に腰が重いということがあったそうです。
手術痕は1~2㎝でしたが、手術痕の周りの筋肉は固くなっていました。椎間板まで内視鏡を入れるために幅は1~2㎝ですが腰の筋肉を削り取ります。この部分が傷となって残り結合組織化してしまったため、手術痕の周りの筋肉は固くなってしまい、ぎっくり腰になったり朝起きた時に腰が重いという症状が生じてしまっていたのだと思います。
この場合は手術痕に対して直接鍼刺激を与え、固くなってしまった手術痕周りの筋肉を緩めていきました。
傷口は小さいとは言っても、手術で体にメスを入れることでその部分の筋肉は傷つきます。傷ついた筋肉にはトリガーポイントができやすく、傷口が原因で痛みが生じることはよくあります。手術をして終わりではなく、手術後のケアもとても大切です。
※施術効果には個人差があります。
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股関節には屈曲や伸展、外転、内転、外旋、内旋などに関わる筋肉がついています。その中でも今回は股関節屈曲(膝を上げる)動作に関わる筋肉である大腰筋についてお伝えいたします。
大腰筋は腰椎の腰椎の肋骨突起から大腿骨の小転子についている筋肉で、主な作用は股関節の屈曲です。図のように大腰筋は腰の深層についている筋肉であるため、腰痛にも深く関係しており、腰痛の鍼治療をしていて「腰の奥のほうで帯状に痛む」というように訴える場合大腰筋を狙って鍼治療をすることがあります。
股関節前面の痛みで特に「座っている状態から立ち上がろうとしたとき」に痛む場合、大腰筋が影響していることがあります。
大腰筋のトリガーポイント鍼治療の治療ポイントは2ヶ所あります。1ヶ所目は肋骨突起と肋骨突起の間です。この場所は血管が多く存在しているため注意が必要で、一度鍼先を肋骨突起に当ててから大腰筋に刺鍼していきます。2ヶ所目は鼠径部です。大腰筋は鼠径部で体表で触れることができます。
大腰筋は股関節を屈曲させるインナーマッスルであるため、普段の生活で使っている実感が得にくい筋肉です。しかし、姿勢を支えたり股関節を屈曲させたり様々な場面で大切な役割を果たしています。また大腰筋は深層筋であるため大腰筋を痛めた場合マッサージや指圧などではなかなか刺激できない筋肉であるため、鍼で直接刺激した方が治療効果が高いです。
※施術効果には個人差があります。
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MPS、トリガーポイント専門治療院
もりかわ鍼灸治療院
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今回は走る競技で生じやすい疾患でもあるシンスプリントについてお伝えいたします。
走ることの多い競技であるサッカーや陸上競技において比較的若年層(中学~高校)で特に部活を始めたばかりの方々が痛めやすく、脛の内側に痛みが生じます
長距離を走ることで足関節を底屈する筋肉(ヒラメ筋や長趾屈筋、後脛骨筋など)に疲労が溜まり、また足関節を底屈する筋肉に繰り返し力が加わることでこれらの筋肉がついている脛骨に牽引力がかかり、脛骨の炎症が生じます。シンスプリントで痛みが出やすい場所はひざ下真ん中~1/3の高さで脛の内側になります。
発症初期はアイシングと柔軟運動を行い安静にしていればよくなります。しかし、慢性的なシンスプリントはアイシングや柔軟運動だけではあまり改善しないので、治療が必要になります。
シンスプリントに対して当院では後脛骨筋を治療します。
後脛骨筋は下腿骨間膜(脛骨と腓骨の間の膜)から足裏についている筋肉なので、脛の横からふくらはぎにめがけて後脛骨筋を貫くように刺鍼します。またシンスプリントで痛む部分にも刺鍼します。この場合、脛骨の骨に沿わせながら刺鍼します。
シンスプリントに対するトリガーポイント鍼治療は骨際を狙うため、刺激がかなり強いです。刺鍼により痛みに耐えていただく必要がありますが、症状はとても改善しやすいです。
※施術効果には個人差があります。
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